第8回朝日舞台芸術賞の選考結果について

第8回朝日舞台芸術賞の受賞作、受賞者が8日発表された。

■グランプリ(年間のベストステージに対して)
・ 『焼肉ドラゴン』
■アーティスト賞(最も活躍がめざましかった個人・団体に対して)
平幹二朗(『リア王』『山の巨人たち』の演技)
・松本雄吉(『呼吸機械』作・演出)
■舞踊賞(年間で最も優れたダンスパフォーマンスに対して)
・Noism08(『Nameless Hands〜人形の家』の舞台成果)
寺山修司賞(故寺山修司の業績を記念し、将来が嘱望される新鋭で清新さあふれる個人・団体に対して)
・栗田桃子(『父と暮せば』の演技)
秋元松代賞(故秋元松代の業績を記念し、演劇を対象に芸術性と娯楽性を兼ね備えた作品・個人・団体に対して)
市村正親(『キーン』『ラ・カージュ・オ・フォール』の演技)
■キリンダンスサポート(受賞対象のダンス作品の中から、原則1年以内の受賞作の再演をキリンビールホールディングス株式会社が支援)
・Noism08

前回まで「舞台芸術賞」として選ばれていた5件ほどを「アーティスト賞」として2件までに精選、新たに「舞踊賞」を設けたのが新機軸。舞踊関連ではNoismの新作が受賞した。上半期の段階でノミネートされていた『空白に落ちた男』、小島章司『越境者』や酒井はな(『カルメンby石井潤』)も捨てがたいが、Noism08『Nameless Hands〜人形の家』が「舞踊賞」に選ばれたのは納得。選評を読むと最終的には舞踊関連では新国立劇場バレエ団『アラジン』、バレエノア『紙ひこうき』も最終候補に挙がったようだ。

朝日舞台芸術賞 ホームページ
http://www.asahi.com/shimbun/award/stage/index.html