P.A.R.T.S. オーディション プレ・セレクションについて

P.A.R.T.S.(パーツ)コンテンポラリーダンスの高等教育のための学校で、ベルギーを拠点に世界的に活躍するローザスと国立モネ劇場によって1995年に設立された。ディレクターはアンヌ·テレサ·ドゥ·ケースマイケル。そのオーディションが来年1月上旬・東京のスタジオ アーキタンツで開催される。今回はオフィシャルなプレ・セレクションで通過者のみが最終のオーディションを受けることができる。詳細は下記参照。
P.A.R.T.S. オーディション プレ・セレクション
http://www.a-tanz.com/dance/parts_2013.html
審査員は池田扶美代。ローザスの創設メンバーでケースマイケルとともにカンパニーの歴史を築きあげてきたカリスマである。近年は創作活動にも意欲的で今秋、横浜と神戸でティム・エッチェルスとのコラボレーションによるソロ作品『in pieces』を上演して話題を振りまいた。東京・神戸・名古屋で学生や一般向けにWSを行っている。若いダンサーや観客にとっても池田さんの存在が大きく迫ってきたのではないだろうか。
オーディションの資格は1991年1月〜1995年12月生まれの男女。国籍は問はない。今回を逃すと次回は3年後。滅多にない希少なチャンスである。
また、併せて年末から年明けにかけて池田さんのWSも行われる。ローザスのレパートリー・ワークショップでローザス初期の傑作『ローザス・ダンス・ローザス』や2001年に久々に彩の国さいたま芸術劇場に来日し大好評を博した『ドラミング』などが教材となる。若いダンサーにとって得難い機会となるのでは。
ご紹介させていただくのは、今秋、池田さんの『in pieces』公演に際し、広報を手掛けたprecogの山崎奈玲子さんの紹介で池田さんにメールインタビューさせていただいたという経緯があるから。『in pieces』だけでなく、生い立ちからローザス設立の経緯やケースマイケルとの関係、自身の創作活動等についてお聞きすることができた。良い記事となり、個人的にも学ぶところが多かった。日本で活動する後進に対し自身の経験を教えるにとどまらず現在考えていることをともに共有していきたいという池田さんの言葉・態度に感銘を受けた。貴重な機会をぜひ逃さないでほしい。
(株)健康ジャーナル社運営「Ballet Factry」「高橋森彦 バレエ&ダンス逍遥」 池田扶美代INTERVIEW 〜初のソロ作品『in pieces』をめぐって 来日公演を前に
http://www.ballet-factory.com/takahashi/sp/05.html
池田扶美代×ティム・エッチェルス 「in pieces」(イン・ピーシス)

Choreographer Anne Teresa De Keersmaeker