矢内原美邦(Nibroll)にインタビュー〜新生Nibrollの目指すものとは

健康づくりやスポーツ、バレエについての書籍を刊行している(株)健康ジャーナル社の運営するバレエ情報サイト「Ballet Factyory(大人からのバレエ.com)」に一昨年秋からコラムのコーナーを持たせていただいている。「バレエ&ダンス逍遥」というもので、公演レポート中心に展開してきたが、ときおりインタビュー記事も載せている。今回はコンテンポラリー・ダンスの旗手のひとりでNibroll主宰の矢内原美邦さんにお話を伺った。
高橋森彦 バレエ&ダンス逍遥
矢内原美邦 〜新生Nibrollの目指すものとは
http://www.ballet-factory.com/takahashi/sp/03.html
Nibrollは1997年結成。矢内原を中心に映像作家、音楽家、美術作家等で構成されるアーティスト集団として活動してきた。異分野の表現が掛け合わさった刺激的な舞台によってコンテンポラリー・ダンスをリードし、アートやファッションの世界でも注目されている。矢内原の個人活動も活発で、今春演劇作品『前向き!タイモン』の上演台本により岸田國士戯曲賞を受け大きな注目を集めた。 そんな矢内原とNibrollに変化が訪れた。ディレクターが集うアーティスト集団であったNibrollがこのほどダンスカンパニーとして新たなスタートを切ることになった。 矢内原に、その真意や今夏上演される新作公演について、さらに現在考えること、今後の活動展開等を忌憚なく語ってもらった。
詳しくは記事を読んでいただきたいが、矢内原は自身の創作だけでなく日本のコンテンポラリー・ダンスの未来を真摯に考えている。海外での豊富なツアー、共同制作体験を持ち、国内でも学校教育に携わったり、地方での仕事も多い矢内原の発言は重みがある。1990年代以降コンテンポラリー・ダンスのブームが起こり、少なからぬ振付家が脚光を浴びてきた。が、近年は実力ある若手作家はあまたいるのに注目を浴びる機会は少なくなり、多くのダンサーは大変な思いをしている。そういった状況を打開していくためにも、第一線で活躍するアーティストが責任を持って社会に対して発言し行動していくことが求められると思う。矢内原には今後もその先頭に立っていってほしい。

Nibroll - New Work -"see / saw"
【公演日時】7/20(金)20:00、21(土)20:00、22(日)19:00、27(金)20:00、28(土)20:00、29(日)19:00、8/3(金)20:00、4(土)20:00、5(日)19:00、10(金)20:00、11(土)20:00、12(日)19:00
【会場】ヨコハマ創造都市センター(YOKOHAMA CREATIVECITY CENTER)
【スタッフ・出演者】振付:矢内原美邦 映像:高橋啓祐 音楽:スカンク 美術:カミイケタクヤ 衣裳:スズキタカユキ
出演:小山衣美、絹川明奈、福島彩子、山下彩子、 エキストラダンサー
【チケット料金】一般3,200円 学生2,800円 当日3,500円
※チケット記載の整理番号順に入場
※このチケットで同時展示のoff-Nibrollの展示も観覧可
※『see/saw』の開演1時間前に、off-Nibrol展示内でl一人芝居『家は南に傾き、太陽に向って最も北から遠い』を行います。
【チケット取り扱い】 プリコグWEBショップ http://precog.shop-pro.jp/

前向き!タイモン

前向き!タイモン


Off Nibroll [public=un+public] [DVD]

Off Nibroll [public=un+public] [DVD]