2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トヨタコレオグラフィーアワード2008nextage

■次代を担う振付家賞 鈴木ユキオ『沈黙とはかりあえるほどに』■ネクステージ特別賞 KENTARO!!『泣くな、東京で待て』 ■オーディエンス賞 KENTARO!!『泣くな、東京で待て』 きたまり『サカリバ007』 次代を担う振付家の発掘・育成を目的としたトヨタコレオグ…

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』

芸術監督:牧阿佐美による改訂・演出版(2006年初演)の再演。基本的には開場以来採用していたセルゲーエフ版を踏まえている。休憩を1回にしたうえ、序曲部分に王女オデットがロットバルトにさらわれるシーンを追加、また3幕にルースカヤのソロを加えた。他は群…

初期型『MELEE』

ダンサー、振付家のカワムラアツノリが主宰する初期型。4年前の東京コンペ#1で『ワキのニオイをワキガという』を観ている(第2回にも出ているようだがあんまり記憶にない)。自主公演ははじめてみた。今回は昨年初演された『MELEE』の再演。副題が「日独友好…

MOKK LABO#3『暗闇』

MOKKは村本すみれ主宰による「劇場機構に留まらない空間からの発信」を軸にしたダンスプロジェクト。これまでも神社の境内や廃墟ビルなど「場」にこだわり踊ってきた。LABOシリーズは、“日常ににある生活小空間をセレクト、発信する企画”。今回の舞台は、板…

野外公演の魅力

この秋、日本初の本格野外オペラ公演が山梨県・河口湖で行われるようだ。プラハ室内歌劇場の来日公演の一環として上演されるモーツァルトの『魔笛』である。欧州では野外オペラは珍しくない。イタリア・ヴェローナの野外オペラは古代ローマに創られたコロセ…

法村友井バレエ団『眠れる森の美女』

期待の新星としてバレエファン、関係者の熱い注目を集めるバレリーナ、法村珠里がバレエ団本公演初となる全幕主演を果たした。法村に注目したのは2005年の『シンデレラ』夏の精(ソリストデビューだった)。その後も日本バレエ協会公演やコンクールでの溌剌と…

愛知芸術文化センターの制作作品の成果と今後の展望

愛知芸術文化センターが制作するダンス・オペラシリーズの最初の試みであった『悪魔の物語』が、昨年香港で再演され、このたび《香港ダンス・アワード2008》を受賞したようだ。2004年2月に初演、音楽はストラヴィンスキーを用い、香港の振付家、ユーリ・ンの…