2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

貞松・浜田バレエ団『コッペリア』

文化庁芸術祭での連続受賞、貞松融・浜田蓉子の橘秋子賞功労賞受賞のほか団員の相次ぐコンクール上位入賞と関西を拠点に全国的注目を浴びる貞松・浜田バレエ団。文化庁助成も受けてのアルカイック定期公演第4回目には『コッペリア』全幕が上演された。堤俊作…

2008年7月〜9月の印象に残る公演ベスト5

備忘録を兼ねてのシリーズ第3回目。国内公演限定。 ・Noism08『Nameless Hands〜人形の家〜』 7月2日シアタートラム ・2008佐多達枝バレエ公演『庭園 the summer garden』 7月4日シアター1010 ・松岡伶子バレエ団アトリエ公演「深川秀夫 バレエの世界」 7月2…

康本雅子についての記事

康本雅子はコンテンポラリー・ダンスのダンサー/振付家として活動するほかMr.Chirdrenや一青窈、ASA-CHANG&巡礼のPVを手がけるなど多岐にわたって活躍している。個人的には松尾スズキの舞台『キレイ』の初演で振付・出演をしたのを観て以来気になっている存…

アキコ・カンダ『風の追憶』

アキコ・カンダ モダンダンス公演『風の追憶』を観た。 モダンダンスといってもカンダの場合、いわゆる現代舞踊=ジャパニーズ・モダンダンスとは趣が異なる。渡米しマーサ・グレアムに師事、そのカンパニーで踊った経験を元にアメリカン・モダンダンスのエッ…

ルグリが大阪公演を途中降板

9月19日に行われた東京バレエ団の大阪公演『ジゼル』全幕(主催:フェスティバルホール、読売テレビ)に齋藤友佳理とともに主演したマニュエル・ルグリが第1幕の演技中に左ふくらはぎを痛めたため、第2幕を踊ることが不可能とルグリ本人が判断、第2幕への出演…

途中入場者の指定席への誘導について

ダンスや演劇の公演中に遅れてやってきた人の着席問題については前から気になっていたのだが、こちらのblogで取り上げられていたので便乗して書いてみる。山海塾の東京公演について主催者からの注意事項がHPやチラシ等に記載されていることに関して書かれた…

新国立劇場バレエ団2008/2009シーズンの契約/登録ダンサー

新国立劇場バレエ団2008/2009シーズンの契約/登録ダンサーが発表された。 http://www.nntt.jac.go.jp/nntb/artist_se.html 従来は契約、登録ともにソリスト、コリフェ、コール・ド・バレエに分かれていたが、ソリスト以上の階級が細分化された。シーズン契…

新藤弘子著「踊る男たち」

バレエ評論家・新藤弘子さんの新著「踊る男たち」が刊行された。踊る男たち―バレエのいまの魅惑のすべて作者: 新藤弘子出版社/メーカー: 新書館発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るウラジーミル・…

ある演劇ジャーナリストの死に思うこと

演劇ジャーナリストの土井美和子さんが胃がんのため8月15日に亡くなられた。享年56歳。早稲田大学のミュージカル研究会会長を務め、鴻上尚史率いる劇団・第三舞台の振付を1983年から85年にかけて手がけた。その後は演劇ジャーナリストとして活動、全国公立…

日本のバレエシーンの現在と未来

“この1冊でバレエがわかる!”が惹句である「バレエ・パーフェクト・ガイド」(ダンスマガジン編・新書館)が刊行された。同社から以前出ていた「バレエって何」のリニューアル版だろう。執筆者は海野敏、堤理華、長野由紀、桜井多佳子、新藤弘子、村山久美子、…

冨士山アネットproduced[EKKKYO−!]

演劇、ダンスの枠を越え内外で積極的に活動している冨士山アネット。主宰の長谷川寧はパフォーマーとして小池博史や矢内原美邦らの作品にも出演するほか、同年代のパフォーマーとともに群々(むれ)を結成するなど活動の場を広げている。今回は長谷川の企画・…

AMM、CI部、SOUKI

AMM『Rose of Jericho』 第8回シアターΧ国際舞台芸術祭に参加したAMM(主宰・北嶋宏子)は山口県・岩国市に拠点を置き活動するパフォーミングアーツ集団。横浜STスポットのラボや横浜ダンスコレクションにも選出されているが久々の関東公演となった。『Rose of…