MODERN DANCE

アキコ・カンダ『風の追憶』

アキコ・カンダ モダンダンス公演『風の追憶』を観た。 モダンダンスといってもカンダの場合、いわゆる現代舞踊=ジャパニーズ・モダンダンスとは趣が異なる。渡米しマーサ・グレアムに師事、そのカンパニーで踊った経験を元にアメリカン・モダンダンスのエッ…

アキコ・カンダ作品選〜夢、紡いで〜

アキコ・カンダの舞台といえば、『バルバラを踊る』シリーズや新国立劇場に委嘱された『マーサへ 空のなか 愛がふれあう時』などを思い浮かべることができる。一途なまでにストイックな世界。1950年代にマーサ・グレアムに学び、帰国後も精力的に創作を続け…

金井芙三枝リサイタルVol.28

今年で75歳を迎える現代舞踊界の重鎮・金井芙三枝。故・江口隆哉に師事したのち、創作活動と平行して日本女子体育大学・同短期大学で教鞭をとるなど、後進の育成にもあたっている。自身の制作・主催によるリサイタルは28回目。しかし、今回をもって踊り収め…

Perfect Modern『サーカス団の白いトラ』

コンテンポラリー/モダン問わず、エンターテインメント性ひいては観客に“魅せる”という意識を持つ舞台は少ない。無論、自己表現が先行するのは当然。客に媚びる必要はないが、“魅せる”ということへの意識も必要だ。コンドルズのように笑いを巧みに生かした…

新宿芸術家協会「I ♥MOZART」

今年はモーツァルト生誕250年。音楽界はもとより各方面でモーツァルトにちなんだ催しが行われ、盛況の様子。そんなモーツァルト・イヤーの本年、モーッアルトと舞踊との相性について改めて考えさせられる公演が行われた。題して「I ♥MOZART」。新宿区在住・…

「新鋭・中堅舞踊家による現代舞踊公演」

“コンテンポラリー・ダンス”を支持するファンは、現代舞踊協会系=日本的モダンダンスの舞台を、まず観ない。“つまらないとわかっているから、みないと決めている“と声を大にして吹聴するダンス・フリーク、評論家も珍しくない(何をみるかは個人の自由、しか…