2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本芸術文化振興会平成22年度助成対象活動決定

平成22年度芸術創造活動特別推進事業助成対象活動および芸術文化振興基金助成対象活動が3月26日付けで公表資料として発表されました。 舞踊では、芸術創造活動特別推進事業助成対象活動が応募件数67件のうち56件が採択され、芸術文化振興基金助成対象活動が1…

エイブル・アートの意義

エイブル・アートという言葉、活動をご存知でしょうか? それは、障がい者による芸術の可能性を広げ、障がい者の社会的地位を向上させるとともに、芸術と社会の新しいあり方を探っていくものです。これは1995年に播磨靖夫が提唱したわが国から生まれた運動で…

『スイートリトルライズ』と表現者・小林十市

アート系映画フリーク(邦画)に好きな映画は何かと問えば、挙げる人が少なくないであろうカルト映画『三月のライオン』で知られる矢崎仁司監督の最新作『スイートリトルライズ』が3月13日(土)から東京 渋谷・シネマライズほかで公開されています。 江國香織の…

アートのチカラ

名門パリ・オペラ座バレエ団の2年ぶりとなる来日公演が幕を閉じました。今回上演されたのは2演目。豪奢な装置・衣装と装飾的な振付のヌレエフ版『シンデレラ』、簡素な舞台意匠、シンプルな物語ゆえに演出・演技・踊りそのもののクオリティが問われる『ジゼ…

ジゼル・イヤーも終盤に

昨年から内外の団体が相次いでロマンティック・バレエの名作『ジゼル』を上演しています。2幕構成とコンパクト、装置もシンプルなだけに、経費がかかり難く不況にも強いバレエという説もありますが(笑)シンプルなゆえカンパニーのダンサーの水準や細部の演出…

矢内原美邦、アーティストの矜持

3月16日付「讀賣新聞」夕刊(東京本社版)の「クラシック 舞踊」のコーナーに先日、横浜赤レンガ倉庫1号館にて行われた矢内原美邦 新作ダンス公演 『あーなったら、こうならない。』の公演評が出ています(筆者:堤広志氏)。「死に囚われた人生 端的に」と題され…

岩田守弘に芸術選奨文部科学大臣賞

文化庁は12日、2009年度の芸術選奨の受賞者を発表しました。舞踊部門の芸術選奨文部科学大臣賞にロシア国立ボリショイ・バレエ団第一ソリストとして活躍する岩田守弘を選出(同賞同時受賞は花柳寿美、同新人賞受賞は山村若有子)。 http://www.bunka.go.jp/gei…

2000年代を代表するソロ公演 究極の10本【私家版】

2月、3月は助成金等の対象期間において年度末にあたることもあって公演ラッシュとなり、スケジュールの都合上、観たくても観られない公演も続出します。ことにコンテンポラリー・ダンスは盛況で、おびただしい公演が行われていますが、量だけでなく質的に高…

記念日の公演

3月8日は国際女性デーとして知られます。国際女性デーとは、女性の政治的自由と平等を求める記念日。奇しくも同日に授賞式の行われた米アカデミー賞において監督賞をはじめて女性(キャサリン・ビグロー)が受賞するというニュースが話題に。わが国のダンス関…

江口隆哉賞、河上鈴子記念スペイン舞踊賞、服部智恵子賞が決定

昨年度の舞台成果に対する顕彰がはじまりました。まず、社団法人 現代舞踊協会制定の第27回江口隆哉賞および第14回河上鈴子記念スペイン舞踊賞(2年に1度)、社団法人 日本バレエ協会制定の第26回服部智恵子賞が発表されました。 【第27回江口隆哉賞】 加賀谷…

赤尾雄人 著『これがロシア・バレエだ!』

赤尾雄人さんの書かれた「これがロシア・バレエだ!」が刊行されました。「ダンスマガジン」の連載をまとめており、単行本化が待ち望まれていたものです。 これがロシア・バレエだ!作者: 赤尾雄人出版社/メーカー: 新書館発売日: 2010/02/23メディア: 単行本…

2010年2月

印象に残った公演ベスト3は、牧阿佐美バレヱ団『三銃士』、東京バレエ団『シルヴィア』、黒沢美香ソロダンス・薔薇の人『早起きな人』。印象に残ったアーティスト・ベスト3は、秋元康臣(NBAバレエ団『ラ・フィユ・マル・ガルデ』の演技)、田中結子(東京バレ…