「ダンスマガジン」10月号
「ダンスマガジン」10月号(新書館)が27日発売された。
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追悼特集ローラン・プティ1924‐2011やギエムのHOPE FOR JAPANのレポート、三浦雅士さんとマニュエル・ルグリの対談など読みごたえ十分。
ことにプティの追悼特集は、ルイジ・ボニーノ、アレッサンドラ・フェリ、マニュエル・ルグリ、ニコライ・ツィスカリーゼ、ルシア・ラカッラ、草刈民代、周防正行、三谷恭三といったプティゆかりの人々の追悼文・コメントが載せられ総力特集といった趣。個人的には、三谷さんが語るプティとの出会い、プティの代表作『ノートルダム・ド・パリ』への思い入れの深さ、プティとの出会いによって羽ばたいた草刈民代や田中祐子、志賀三佐枝、上野水香、正木亮羽、菊地研といった踊り手への言及が興味深かった。来年2月に行われる牧阿佐美バレヱ団創立55周年記念公演『ノートルダム・ド・パリ』が図らずも追悼公演となってしまったのは残念だけれども、力のこもった舞台を心待ちにしたい。
さて、私事で恐縮であるが、本号のPerforming Arts Reportに、去る7月に行われた東京シティ・バレエ団『ジゼル』のレビューを寄稿した。志賀育恵&黄凱が主演した日のレポートとなる。思い返せば6年前に同バレエ団が『ジゼル』を上演した際に両者の主演した舞台の評を「ダンスマガジン」に寄せていた(2005年10月号)。その際は「ドラマティックな志賀育恵のジゼル」というタイトルが付いて、志賀の演技を中心に触れた。今回は主演ふたりの演技にも触れつつ金井利久の演出・振付に焦点を当てて書いている。6年の歳月の間で深化した両者の演技に感慨無量だった。
ローラン・プティ―ダンスの魔術師 (バレエ・オン・フォトグラフ)
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