ヤン・クーネン監督『シャネルとストラヴィンスキー』

先ごろ閉幕した第62回カンヌ国際映画祭のクロージング作品としてヤン・クーネン監督作品『シャネルとストラヴィンスキー/シークレット・ストーリー(原題:Coco Chanel & Igor Stravinsky)』が上映され話題を呼んでいるようです。
20世紀初頭ベル・エポック最盛期に活躍、今年誕生100年を迎えるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の創作にも多大な貢献を果たしたロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーと20世紀を代表するデザイナー、ココ・シャネルの愛を描くものです。
シャネルのモデルを務めるアナ・ムグラリスがシャネル役を演じ、衣装デザインをカール・ラガーフェルドが担当したシャネル公認作品。稀代の天才作曲家ストラヴィンスキーを愛する女性、そしてパトロンとしての側面からシャネルを描いたものとか。
伝説の踊り手ワツラフ・ニジンスキーが振り付け20世紀舞踊に革命をもたらした『春の祭典』などの作曲者ストラヴィンスキーの活躍したベル・エポック期のパリが描かれ、バレエ・ファン、音楽ファンにとっても注目される一本。パンクな映像美で魅せたアクション『ドーベルマン』(1997年)で知られるクーネン監督のこと、一体どんな映像に仕上がっているのか!?も見逃せないところでしょう。日本では来年春に公開されるようです。


imdbデータ
http://www.imdb.com/title/tt1023441/