日本のコンテンポラリー・ダンス 海外での活躍

つい先日まで、東野祥子のBABY-Q室伏鴻のKo & Edge Co.、中村しんじナチュラルダンステアトルの3組によるドイツツアーが行われていたようですね。9月4、5日@デュッセルドルフ、9月11、12 日@ミュンスター、9月16、17 日@ポツダムを巡演。Ko & Edge Co.に参加している鈴木ユキオさんのblogでは、その模様が触れられています。
日本のコンテンポラリー・ダンスのアーティストは毎月のように海外公演を行っています。室伏さんなど海外公演の方が圧倒的に多いでしょう。大御所的なKARASの勅使川原三郎(最近は日本での活動が増えていますが・・・)、北村明子レニ・バッソや最近では梅田宏明もそう。日本での公演が減少している大島早紀子率いるH・アール・カオスも初夏にアメリカ公演を行って健在ぶりを示しファンを安心させました。
今回のドイツツアーに参加した鈴木さんも自身、金魚というカンパニーを主宰、このところ“月刊・鈴木ユキオ”といえるほど積極的に公演/ワークショップ活動を行っていますが、海外での仕事も増えているようですね。BABY-Qは今年新春、ジャパニーズ・コンテンポラリーダンス・ショーケース 米国ツアー2009「Japan Dance Now」にもニブロール、千日前青空ダンス倶楽部とともに参加していますが、来月(10月10〜13日)には、代表作のひとつ『ALARM!』を携えてノルウェー公演を行います。
日本のコンテンポラリー・ダンスは世界の潮流とは少し違ったベクトルで展開している面もあり個性豊か。ガラパゴス化(乗越たかお氏)ともいわれます。とはいえ、世界をまたにかけて精力的に活躍するカンパニー/アーティストたちが少なくないことを忘れてはいけません。彼らの海外公演情報に接するたび、頼もしく思います。