Noismに研修生カンパニーNoism2設立

Noismから送付されてきた4月30日付プレスリリースによると、研修生カンパニーNoism2(ノイズム・ツー)を設立するそうです。同日、新潟市・篠田市長、りゅーとぴあ邊見支配人、金森芸術監督列席のもと新潟で記者会見が執り行われたようです。
Noism2では“定期公演やイベント出演、学校への出前公演などを通して、若い舞踊家の育成を目指して”いくとのこと。金森穣自らの手による企画書によると、Noismがカンパニーとして成熟、発展し続けていくためにはプロの劇場専属舞踊学校が必要との結論に至ったそうで、新潟市の協力を得て実現するようです。オランダのネザーランド・ダンス・シアター(NDT)におけるNDT2 やイスラエルのバットシェバ舞踊団におけるバットシェバ・アンサンブルと基本的に同様の位置づけとなるのでしょう。しかしNoism2ではメインカンパニーのクリエーションにもアンダー(代役)として参加するため、メンバーの欠員等が出た場合にはメインカンパニー公演出演も想定されるようです。
初年度のオーディションは来る7月25日に行われます(応募締締切は6月30日)。一時書類審査を経て二次オーディション(実技審査)によって8名程度を選出予定。活動期間は9月から8月のシーズン更新制、週6日クラス等があります。受講料や公演参加費は無料(生活費は別途必要)。クラス+リハーサルへの参加は必須とのことです。
なお、Noism2の立ち上げに伴って、現在のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館専属舞踊集団であるNoism09はNoism1と名称を固定し、今後もNoismのメインカンパニーとして活動していく旨も同時に発表されました。今回のNoism2設立は金森の活動理念をメンバーにより徹底、練度の高いプロの舞踊集団として活動していくという方向性を明確に打ち出したものといえます。Noismは2013年までの活動期間延長となることが昨年発表されましたが、さらなる未来を見据えた動きに注目していきたいところです。


Noism公式blogにオーディション詳細等のリンクあり