「ダンス・アンソロジー〜身体の煌めき〜」概略

“ダンスに纏わる多彩な企画をとおして、日本を代表する舞踊家たちの鍛えられた身体、そこから広がるオリジナリティー溢れるダンスの最前線に迫る”という「ダンス・アンソロジー〜身体の煌めき〜」が愛知芸術文化センターにて行われます。
「ダンス・アンソロジー」では、複合文化施設である愛知芸術文化センターの小ホールやリハーサル室、公共スペースなどでの公演、ワークショップを行うほか、アートスペースにおいての展示なども催されます。地元出身の平山素子新作ソロダンスは、昨年度の『春の祭典』によって芸術選奨文部科学大臣新人賞および江口隆哉賞をダブル受賞して飛ぶ鳥を落とす勢いの平山にとっても初の本格的単独ソロ公演。要注目でしょう。他にNoismの新作公演や康本雅子(ダンス)&DJ吉沢dynamaite.jp(音楽)によるセッション、ニブロール映像インスタレーションも行われます。
中部地区はバレエに関しては熱心な地域ですが、コンテンポラリー・ダンスに関しては関東や関西に比べるとアーティストも少なく地味な印象。とはいえ、「ダンスオペラ」シリーズをはじめとする一連の愛知芸術文化センターの企画は、全国的注目を集め、また、地域のダンスを活性化させてもいます。今回、より多角的な視点からダンスの魅力を伝えるイベントとして貴重なものになるのではないかと期待したいと思います。

主催:愛知芸術文化センター企画事業実行委員会(愛知芸術文化センター中日新聞東海テレビ放送)
「ダンス・アンソロジー〜身体の煌めき〜」
2009年11月20日(金)〜12月27日(日/愛知芸術文化センター
◆平山素子新作ソロダンス公演『After the lunar eclipse月食のあと』:12.19(土)19:00、20(日)14:00・18:00

◆Noism1見世物小屋第2弾『Nameless Poison〜黒衣の僧』:12.23(水・祝)19:00、24(木)18:30

◆フォーラム・セッション:康本雅子(ダンス)&DJ吉沢dynamaite.jp(音楽) 『当日仕入れ弁』:12.5(土)
◆パフォーミングアーツ・ガーデン:12.5(土)

◆平山素子ダンス・ワークショップ:11.20(金)

◆Noism舞台写真展レジデンシャルカンパニーNoism 5年の軌跡
〜同時上映:ダンス・アンソロジー関連上映会:12.1(火)〜27(日)

ニブロール映像インスタレーション:12.15(火)〜20(日)