黒沢美香&大阪ダンサーズ『jazzzzzzz-dance』

強行スケジュールで観てきた。その価値のある、スリリングな舞台。横浜や東京のダンサーが踊るのも悪くないが、関西ならではのノリとパワーには圧倒される。

一応段取りはあるものの即興ベース、ジャズやクレイジーケンバンドの曲にのせ、関西の個性派女子ダンサーたちの個性が炸裂した。セクシーで猥雑で破壊力バツグン。ことにハイヒールを踏み鳴らしての群舞は圧巻。女性はすごい、怖い。種として、細胞として。あっというまの上演時間、久々に身体がスウィングするような高揚感を味わう。もはやダンスかどうかどうでもいい、と思える久々の体験だった。コンテンポラリー・ダンスをみる楽しみを久方ぶりに体感。

ダンサーでは、まず、きたまりに魅かれた。エロくブキミでカワイイ。関西ダンサーの姉御的存在・文も存在感がスゴい。しげやんこと北村成美はほとんど踊らなかったが、オメデタ(かなりお腹大きかった)のためのようだ。会場は立見まででる大盛況。面白いものには目がないのもさすが関西人だ。

(2007年4月13日 Art Theather dB)