横浜ダンスコレクションR「横浜ソロ×デュオ<Compétition>+」

芸術文化振興基金助成事業
横浜ダンスコレクションR「横浜ソロ×デュオ<Compétition>+」
第1日【グループ部門】
●ペッテル・ヤコブソン/トーマス・ケイリー『UNTITLED PARTNER』
●古家優里『てまえ悶絶〜3000円くらいの自己肯定〜』
●クレア・パーションス『MOUSE A ROKOKO TALE』
●江積志織『情動』

(2009年2月5日 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール)

今年も横浜ダンスコレクションRがはじまった(12日まで)。コンペ部門「横浜ソロ×デュオ<Compétition>+」を中心に過去受賞者による公演やシンポジウム、ショーケースなどを展開、コンテンポラリー・ダンスの祭典として定着している。2005年のリニューアル以降国際的なダンスマーケットを志向、コンペには海外からの参加者も増えてきた(今回は14カ国192組の応募)。国内組に関しても、バレエ、モダンダンス、大学ダンスを出自とするアーティストの選出も目立つ。昨今一部で称揚される“なんでもあり”なコンテンポラリー・ダンスとは距離を置き、じっくり身体と向き合う創り手に光をあてる場として貴重だ。今回の「横浜ソロ×デュオ<Compétition>+」第1日、グループ部門の参加者を見てもスウェーデンのからの2組、大学ダンス出身でJCDN主催「踊りに行くぜ!!」等でも注目されたプロジェクト大山(古家優里)、藤井公・利子門下で黒沢美香&ダンサーズでの舞台経験もある江積志織と顔ぶれは多彩。横浜を発信地、中継点に内外の気鋭アーティストが羽ばたき、ダンス界が活性化していくことを期待したい。

横浜ダンスコレクションR HP
http://www.yokohama-dance-collection-r.jp/
ダンコレブログ
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