ミュージカル「アンデルセン」に出演のバレエ・ダンサー

まもなくデンマーク・ロイヤル・バレエ団が9年ぶりに来日を果たします。それに先立ち4月半ば、同バレエ団のクリスティーナ・ミシャネック&セバスティアン・クロボーが劇団四季ミュージカル「アンデルセン」を観劇したニュースが専門紙誌で報じられました。
ジョン・ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』に主演予定のミシャネックとクロボーは公演に先駆けプロモーションのために来日し、デンマーク大使夫人とともに観劇。「アンデルセン」はデンマーク出身の童話作家アンデルセンの青春をテーマとしたミュージカルです。アンデルセンが恋するデンマーク・ロイヤル・バレエ団のプリマ・バレリーナがマダム・ドーロ。そして、マダム・ドーロの夫でバレエ団の芸術監督を務めるニールスは『ナポリ』の振付家オーギュスト・ブルノンヴィルがモデル。ロイヤル・バレエもストーリーに登場、バレエ場面が豊富なため本格的にバレエを踊れるダンサーが演じます。
終演後、劇団四季の出演者とミシャネックとクロボーが記念撮影をしていますが、バレエ・パートのメインを踊ったのは松島勇気と斉藤美絵子。松島は谷桃子バレエ団で活躍、『ラ・バヤデール』ブロンズアイドル等でみせたフットワークのいい踊りが魅力でしたが早くからミュージカルに仕事の場を移します。今年新春の「谷桃子先生の米寿およびバレエ団創立60周年を祝う会」では、余興パフォーマンスにかっての同僚たちと出演、振付も手がけ恩師の記念すべき会を盛り上げました。斉藤はNBAバレエ団、小林紀子バレエ・シアターで主役級を踊りましたが英国留学中に観たミュージカル「キャッツ」への憧れから四季のオーディションを受けたようです。バレエ/ミュージカルとフィールドは異なりますが、ふたりの新天地での一層の活躍を期待したいですね。