第30回ニムラ舞踊賞に厚木三杏が決定!

長野県諏訪市主催の第30回ニムラ舞踊賞に厚木三杏が決定した。
第30回ニムラ舞踊賞受賞者決定
http://www.city.suwa.lg.jp/www/info/detail.jsp?id=1885
受賞理由は以下のとおり。

新国立劇場バレエ団公演のトワイラ・サープ振付『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』、『白鳥の湖』、ボリス・エイフマン振付『アンナ・カレーニナ』に出演し、それぞれの作品の意図するところを的確に体現し、確かな存在感を示した。またこれまでに、厚木凡人、鈴木稔、石井潤、ナチョ・ドゥアト、山崎広太、加藤みや子らの現代作品においても、その演技は高く評価されている。その舞踊界への貢献に対し、第30回ニムラ舞踊賞を贈る。

ポストモダン・バレエの巨匠・厚木凡人の娘として生まれ、スターダンサーズ・バレエ団を経て現在は新国立劇場バレエ団のソリスト。個人的にはスタダン時代に踊ったロビンズ振付『牧神の午後』、マクミラン振付『コンチェルト』の清新な演技が忘れられない。新国立ではドゥアトなどの現代作品で活躍するほか古典全幕の主演も務めるようになり、『ドン・キホーテ』キトリや『白鳥の湖』オデット/オディールなどを踊っている。技術はともかく役柄を解釈する力、音楽性においては新国立の契約ダンサーのなかでは他を圧しているのは間違いない。エイフマンが『アンナ・カレーニナ』主役に抜擢したのはさもありなんと感じたし、今回の受賞も当然に思う。おめでとうございます。