象の鼻テラス&横浜赤レンガ倉庫1号館による合同記者発表

創造都市・横浜に根付いた文化施設として多彩な活動を行う象の鼻テラス(運営:ワコールアートセンター)と横浜赤レンガ倉庫1号館(指定管理者:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)による合同記者発表が7月20日、象の鼻テラスにて開かれた。
直線距離にして数百メートルしか離れていない両施設であるが、今秋に行われるダンス公演、まことクラヴ公演『事情地域ヨコハマ』(10/13-16@象の鼻テラス)、木野彩子『かめりあ』&森下真樹『月の的を射る犬』という新作公演(10/23-24@横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール) において広報・宣伝等を協力し、通し券を発売する。
記者会見は一風変わったもの。まことクラヴの遠田誠の司会進行によってはじまり、公演参加アーティスト紹介に際しては、木野、森下、まことクラヴの面々がテラスの外から現れるなどして会見場に乱入、おのおのパフォーマンスを行って個性をアピールした。会場に隣接する芝生から駆け込んできた木野、厚着の着物姿で一升瓶を片手に会見出席者に枡を渡し、酒をついで回った森下、遠田をのぞくメンバーがジャージ姿で例によってのコミカルなパフォーマンスを行ったまことクラヴとそれぞれに沸かせた。
          
          (C)Morihiko Takahashi
その後、両施設の責任者・公演担当者によって企画説明が行われ、続いてアーティストが公演への抱負を語った。企画説明・質疑応答では、これを手始めに両施設がさらなる連携を深めていきたい意向を表明。3年に1度東京・渋谷で行われる一大ダンス・フェスティバル「ダンストリエンナーレトーキョー」を青山劇場・青山円形劇場とともに共催するワコールアートセンターと、若手振付家の登竜門として国際的な広がりを持つ「横浜ダンスコレクションEX」を展開する横浜赤レンガ倉庫1号館のタッグに期待は大きい。横浜で創造されるコアかつバラエティに富んだアートの発信を楽しみにしたい。

          
          (C)Morihiko Takahashi