日本文化財団が事業活動停止

ピナ・バウシュウィリアム・フォーサイス、マーサ・グレアム、マース・カニングハムらのカンパニーをはじめとして、世界の音楽・舞踊・演劇を長年にわたって紹介してきた日本文化財団が、3月31日をもって事業活動停止を発表した。
事業活動の休止のお知らせ
http://www1.ocn.ne.jp/~ncc/
リリースを広く出していないのか、数日前に某SNSで情報が広がって関係者やファンの間で衝撃が走った。その後、話す機会のあったダンス関係者等も一様に知らなかった、あるいは、数日前に聞いたが驚いた、と語っていた。記事出すタイミング遅れたが、ご存じでない方もまだたくさんいらっしゃると思うので、お知らせしておく。
解散に至る理由として公式ホームページのコメントのなかでこう記している。

国の方針による超低金利政策と、この度の公益法人改革の新制度の施行に当って、当財団の一定の使命を終えたものとして44期をもって休止、解散いたしました。

日本文化財団が招聘したアーティストの舞台によってパフォーミングアーツ鑑賞に開眼したファンは年代問わず少なくないだろう。とにもかくにも残念としかいいようがない。そして、昨年末、ジンガロ等招聘してきたカンバセーショアンドカムパニーの倒産に続いてパフォーミングアーツをめぐる財政環境のきびしさを否応にも痛感させられる…。