AIのアルバムのリードトラックに永橋あゆみ(谷桃子バレエ団)が出演

R&B歌手として人気を誇るAIの9枚目となるオリジナルアルバム「INDEPENDENT」からのリードトラックが2月14日、YouTubeに公開された。
"磨き上げたMY STYLE 何度も何度も 努力してきたら"ガールズ・アンセム的リリックに込められた想いと共に、各界の一線で活躍する"INDEPENDNET"な女性達が出演するドキュメンタリー・ミュージックビデオ。そんな女性のひとりとして登場するAI自身の卓越したダンスアビリティーも必見のアッパーダンスチューン!という触れ込みだ。
各界で活躍する女性たちが登場する。バレエ界からは永橋あゆみが出演。
永橋は名門・谷桃子バレエ団のプリンシパルとして活躍している。清楚で美しい容姿と堅実な技術・表現力を兼ね備えたプリマ。近年は谷桃子バレエ団のあらゆる公演の主演を務め、2010年度には新進気鋭かつ今後の活躍が期待される洋舞ダンサーに贈られる中川鋭之助賞(主催:東京新聞)を受賞している。ベテランの域に入った酒井はな、それに島田衣子や島添亮子に続くプリマとしてさらなる飛躍が期待される存在だ。
永橋の主演する舞台で特筆されるのはアンサンブルとの一体感が好ましいということ。舞台を引っ張るにはアンサンブルとのコミニュケーションが欠かせない。永橋は谷バレエの舞台で周囲とのバランスのとれた舞台運びをみせているが、強い印象を残したのが2010年春、日本バレエ協会の都民芸術フェスティバル参加公演メアリー・スキーピング版『ジゼル』に主演したときのこと。アルブレヒト役の法村圭緒はいうに及ばず、ベルタの尾本安代、バチルドの福沢真璃江やペザント・パ・ド・ドゥを踊った奥田花純・奥村康祐らとの親密感溢れる絶妙の間合いの演技が忘れがたい。主役を務める人の多くは素晴らしい人間性を持っていると思うし実際そう伝え聞く。だからこそアンサンブルと一体化し自身だけでなく舞台全体を輝かすことができるのだろう。
バレエといえば華やかで優美な世界に思われるが、日々のレッスンが欠かせないし舞台では多大なエネルギーを消耗する。タフでなければバレリーナは務まらない。インデペンデントにタフに活躍する女性像として永橋が取り上げられたのは好ましい。
AI - INDEPENDENT WOMAN

AI - INDEPENDENT WOMAN」(for mobile)

出演:浅野順子/高木由利子(写真家)/宇津木えり(ファッションデザイナー) /矢部澄翔(書道家)/永橋あゆみ(バレエダンサー) /小田巻洋子(キックボクサー) /龍 Kaede(ドラァグクィーン)/MJCアンサンブル(合唱団)/ SHOW-GUN(ダンサー)/バーバラ植村(講師・イラストレーター)