読売新聞 【回顧2012舞踊】バレエ菅井などで例年になく脚光

「読売新聞」東京本社版12/11夕刊「クラシック 舞踊」に2012年のバレエやダンスを回顧する記事が出ている。
【回顧2012舞踊】バレエ菅井などで例年になく脚光
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20121211-OYT8T00989.htm
祐成秀樹 記者による回顧と評論家三氏(海野敏、立木菀子、村山久美子各氏)のベスト3。
冒頭、菅井円加ローザンヌ入賞、それに端を発し浮き彫りとなった「日本バレエ界の現状」や中学体育授業におけるダンス必修化にも触れている。話題豊富な一年であったことを再確認した。
公演に関しては来日もの・国内で話題になった公演やフェスティバルを挙げつつバレエでは話題が集中しがちなKバレエカンパニーや新国立劇場だけでなく松山バレエ団、牧阿佐美バレヱ団、東京小牧バレエ団など老舗の活動にも触れているのが印象的。
バレエダンサーではマリインスキー・バレエの至宝と称されるウリヤーナ・ロパートキナ、国内公演では米ボストン・バレエ団で活躍する倉永美沙(東京小牧バレエ団『白鳥の湖』客演)の名が挙がっている。ロパートキナに関しては評論家の三氏の挙げるベスト公演でも彼女の主演舞台が対象なので衆目一致する賞賛といっていいだろう。倉永はローザンヌ入賞後、モスクワ、ジャクソンの各コンクールでゴールドメダルを獲った日本人最高のタイトル・ホルダー。今回が東京での初の全幕主演となった。
コンテンポラリー・ダンスや舞踏にも目配り。笠井叡麿赤児黒田育世勅使川原三郎の仕事に着目している。石田種生さん、若松美黄さんというバレエ、現代舞踊それぞれの巨匠の死についても記されている。あらためて合掌。

Ulyana Lopatkina & Danila Korsuntsev in Swan Lake (Pas de Deux)


Principal Dancer Misa Kuranaga


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