東京バレエ団が展開する「マイ・キャスト シリーズ」

東京バレエ団ラ・シルフィード』(1/17-19)公演プログラムに寄稿しました。
上野水香マリインスキー・バレエのレオニード・サラファーノフの共演が話題ですが、その合間に行われる若手公演「マイ・キャスト シリーズ」主演の高木綾と柄本弾について紹介した記事です。「マイ・キャスト シリーズ」については、昨年11月の佐伯知香&松下裕次の主演『くるみ割り人形』のプログラムにも寄稿しました。前回は、佐伯と松下のキャリアに触れつつコメントをつけるという感じだったのですが、今回は短いスペースながらダンサー論っぽく仕上げたつもりです。足を運ばれる方はご高覧ください。
「マイ・キャスト シリーズ」公演は、3月の『シルヴィア』でも行われ、田中結子がベテランの木村和夫とともに主演。世代交代、若手育成の場として注目されます。そして、観客にとっても魅力的な場。海外からのスターダンサーやトッププリマの公演と新人のデビューの回のチケット料金が同じというのは、観客の立場からすると辛い面も。その点、オーケストラ付きのうえ割安で観られる「マイ・キャスト シリーズ」なら気軽に足を運べます。若手の飛躍を気持ちよく後押しできる場として貴重ではないでしょうか。