第38回ローザンヌ国際バレエコンクール結果発表

第38回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が1月31日に行われ、第3位に佐々木万璃子さん(川口ゆり子バレエスクール)が入賞しました。ネット上での生中継も行われていましたが、まもなくYouTubeの公式チャンネルに映像がUPされるのでは。

今回は、予選通過(DVD審査)した69人のうち女子32人男子37人とローザンヌ史上初めて男子数が女子数を上回り、日本人の決戦出場者3名のうち2名も男性(木ノ内周くん、アクリ璃嘉くん)。男子の活躍が圧倒的ななか佐々木さんは女子最高位入賞しました。2007年にバレエシャンブルウエストの『くるみ割り人形』クララ役に抜擢され、その舞台は観られなかったのですが、すばらしいパフォーマンスだったと仄聞して以来、国内で行われるコンクールや公演等で注目している存在でした。おめでとうございます。
ニューヨークで決戦が行われるYAGP(ユースアメリカグランプリ)が10周年を迎えビッグイベントとなりつつありますが、ブランド力ではやはり老舗のローザンヌ(特に日本では)。現在発売されている「ダンスマガジン」3月号のディアナ・ヴィシニョーワへのインタビューでも、彼女がローザンヌでゴールドメダルを獲った直後にバレエ学校公演で来日した際、観客からスター扱いを受けて驚いたというエピソードが語られていました。バレエ芸術においてコンクールがすべてではありませんが、ダンサーにとって励みになりステップとなり、観客にとって新しい才能に出会える貴重な機会なのは確かでしょう。
Prix de Lausanne 2010

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