舞踊評論家・福田一平氏 死去

舞踊評論家の長老で日本民俗芸能協会会長の福田一平さんが3日、胃がんのため亡くなられた。84歳。葬儀は近親者で済ませたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2011090802000033.html
http://www.asahi.com/obituaries/update/0908/TKY201109080180.html
http://www.sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110908/ent11090812280006-n1.htm
洋舞・邦舞問わず幅広く評論を手掛け、かつては「朝日新聞」に、現在は「東京新聞」に舞踊評を寄稿していた。文化庁の芸術祭をはじめ橘秋子賞や服部智恵子賞、中川鋭之助賞、全国舞踊コンクール等の選考委員・審査員を長年勤められている。
早大時代からモダンダンスを踊り、創作された。晩年まで演出家として活躍され、歌舞伎座の「俳優祭」の演出等も行っている。日本女子体育大学で教鞭も取られた。
とくに親しいお付き合いはなかったが、最晩年に公演会場等でご挨拶したり公演後にご一緒する機会もあった。いつも飄々としていて、誰に対してもわけ隔てなくサービス精神旺盛に語らっておられた姿が印象に残っている。謹んでご冥福をお祈りしたい。