芸術院会員候補決定
文化庁は1日、平成23年度日本芸術院会員候補者を発表した。
平成23年度日本芸術院会員候補者の決定について
http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2011/pdf/h23_geijutsuiin.pdf
第三部(音楽・演劇・舞踊)では能楽の友枝昭世、日本舞踊の花柳壽輔が選ばれた。
友枝はシテ方喜多流の名門に生まれ育った。舞踊絡みでは、2005年10月に新国立劇場オペラ劇場で行われた平成17年度(第60回記念)文化庁芸術祭オープニング「ジゼル」〜能とバレエによる〜と題された公演において、新作能『ジゼル』のジゼル役を演じたことが記憶に新しい。新作能の上演後、新国立劇場バレエ団が『ジゼル』第2幕を上演し、先日惜しまれつつ新国を去った西山裕子がジゼル役を踊っていた。
花柳は花柳流宗家の四世家元。前名は五代目花柳芳次郎で、いまから25年前の1986年にはモーリス・ベジャールが東京バレエ団に振付けた『ザ・カブキ』の所作指導を務めた。今秋、シルヴィ・ギエムの「HOPE JAPAN TOUR」特別チャリティ・ガラに参加し、和太鼓の林英哲、横笛の藤舎名生という名手と組んで『火の道』を発表している。
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