地域における先進的な文化活動 八戸、金沢など

時事通信が以下の記事を配信した。
芸術家に魅力ある都市は?=先進的文化活動を調査−総務省(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011121700177
総務省が地方都市に芸術創造活動に携わる人材が定住して、地元住民と交流していくための条件を調査する事業に乗り出したというニュース。青森県八戸市金沢市などの地域で行われている先進的な文化芸術活動に着目し、現地調査を通して特長を調査するという。記事によると、総務省は今後の地域の在り方について「高い知的付加価値を生み出す人材を引き付ける都市づくりが重要になる」とみているという。「知の拠点」として栄える都市をモデルケースにするということだろう。
八戸は芸術文化振興に熱心だ。たとえば「南郷アートプロジェクト」がある。森下真樹、鈴木ユキオ、山田うん、といったコンテンポラリー・ダンスの気鋭らがワークショップ等を行ったりしている。余談だが、そもそも八戸にはバレエや現代舞踊の教室が結構あって現在活躍するダンサーも少なからず輩出。港町・八戸は東日本大震災において死者こそ出なかったが被災し、少なからぬ被害を受けた。一日も早い復興を願いたい。
南郷アートプロジェクト
http://nangoartproject.jp/
【予告編】 南郷アートプロジェクト2011 Co.山田うん × madrugada

金沢といえば近年、金沢21世紀美術館がオープンし現代美術の展示のみならずダンス関連のイベントや公演も盛ん。1988年に結成されたオーケストラ・アンサンブル金沢は地方を本拠としながらも国籍地域を問わず幅広いメンバーを募ってスタートし、レベル高く独特な個性を放つオケとして知られている。音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」金沢版も行われている。ファッションエッセイストでバレエ・ファンにもおなじみのフランソワーズ・モレシャンも夫妻で金沢に書斎を構えており、金沢の文化に魅了されているようだ。
描き出すアートな街 井上道義さん(オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督
http://kanazawa.keizai.biz/column/1/
モレシャン夫妻の北陸記(読売新聞)
http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub4/morechand/index.htm



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モレシャンの劇場日記

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