ダンスカンパニーカレイドスコープ「PROJECT KALEIDO vol.2」Program[a]

ダンスカンパニーカレイドスコープ

「PROJECT KALEIDO vol.2」Program[a]
平成20年度文化庁芸術祭参加公演
平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)
演出・構成・振付:二見一幸
『Lambent』
出演:田保知里/加賀谷香/松田辰彦

『Frolic』
出演:石井麻莉子/木暮あい/小林啓子/佐藤伊都美/清水揚子/玉城晴香/西山舞/花村愛子/長谷川真奈美/藤村真子/松田空/渡邊有沙/夢川典子

『Repetiton of What』

出演:中村真知子/大竹千春/佐々木紀子/高杉あかね/久保朝香/幸内未帆/高橋あや乃/青木教和/構井晃道/小出顕太郎/小林洋壱/西澤光時/長谷川秀介/二見一幸
チェロ生演奏:岡部恵理
(2008年10月25日 THEATRE1010)

モダン/コンテの枠を超え積極的に公演活動を行うダンスカンパニーカレイドスコープ。主宰の二見一幸は自身のカンパニーにおいて新作・旧作の上演を行うほか新国立劇場日本バレエ協会から作品を委嘱されている。ダンサーも優れており、二見のミューズである田保知里や中村真知子、大竹千春といった実力者を揃え私見では目下、モダン/コンテの団体のなかでも特に充実した活動を行っている。今回の3演目はいずれも二見の演出・構成・振付によるもの。完成度の高い旧作の再演と若いダンサーを使い若さと遊戯感覚を打ち出した新作、さらにチェロの生演奏に合わせカンパニーメンバーと男性ゲストが踊る新作を上演した。メンバーのうち大竹と高杉あかねは2年間の在外研修に行くため日本で踊る姿も見納めとなる。二見の振付術の冴えを再認識させられるともにカンパニーが充実期にあることを示す好プログラムだった。