「エリアナ・パブロワを偲んで」

エリアナ・パブロワを偲んで〜バレエの名曲集/パキータ」
関内ホール・横浜開港150周年記念プレ・バレエ公演
第1部 パブロワが踊った小品集を集めて
『ワルツ「春の声」』振付:新井雅
ペルシャの市場』振付:小倉礼子
『ハンガリア舞曲』振付:木村公香
『枯葉と詩人』振付:横井 茂
『瀕死の白鳥』振付:ミハイル・フォーキン 指導:木村公香
トークエリアナ・パブロワについて」薄井憲二
第2部『パキータ』 
振付:マリウス・プティパ 再振付:丸岡浩
(11月22日 関内ホール)

日本バレエの母と称されるエリアナ・パブロバを偲ぶプログラム。第一部ではパブロバの踊った演目が踊られた。『瀕死の白鳥』はアンナ・パブロワの映像が有名だが、今回斎藤友佳理が踊った振付はボリショイ経由、ガリーナ・ウラーノワに由来するものだったようだ。日本バレエ協会会長である薄井憲二氏によるトークでは氏が若き日に触れたパブロワの舞台の印象にはじまり、パブロバの経歴について最近の研究調査を踏まえたうえでの解説がなされ興味深かった。第二部の『パキータ』は小林洋壱と友利知可子という東京シティ・バレエ団の若手がプリンシパルを務め懸命に踊っていた。