2008-01-01から1年間の記事一覧

『高橋悠治のピアノによる笠井瑞丈と横田佳奈子のダンス』

『高橋悠治のピアノによる笠井瑞丈と横田佳奈子のダンス』 振付:笠井叡 ピアノ:高橋悠治 ダンス:笠井瑞丈、横田佳奈子 (2008年11月1日 セッションハウス)

東京小牧バレエ団公演「新たな旅立ち」

平成20年度文化庁芸術創造活動重点支援事業 平成20年度文化庁芸術祭参加公演 東京小牧バレエ団公演「新たな旅立ち」 出演:アルタンフヤグ・ドゥガラー/関根かなみ/李波/周東早苗/原田秀彦/長者完奈ほか 演奏:東京ニューシティ管弦楽団 合唱:東京合唱協…

大倉摩矢子舞踏公演『はれのひ』

BankART Cafe live・大倉摩矢子舞踏公演『はれのひ』 構成・出演:大倉摩矢子 闇配師:大森正秀 (2008年10月31日 BankART Mini) 大倉摩矢子は大森正秀率いる天狼星堂のメンバー。ラボ#20シリーズで新人賞を獲得、一躍知られるようになった。2006年秋、中野テル…

田中いづみダンス公演〜今のあなた、へのメッセージ2〜

平成20年度文化庁芸術祭参加公演 田中いづみダンス公演〜今のあなた、へのメッセージ2 構成・振付・演出:田中いづみ 出演:田中いづみ/島田美智子/杉山美樹/所夏海/佐藤百恵/滝本彩和子/竹田萌絵/森田美雪 『トロピカルな冬』 『breathing space 』 (2008年10…

705Moving Co. 1st Recital 「705 Carnival 2008」

705Moving Co. 1st Recital 「705 Carnival 2008」 振付・構成・演出:菊地尚子 出演:坂本眞司/塙琴/横洲良平/久住亜里沙/池川恭平/菅原さちゑ/大口律子/飯塚友浩/池田美佳/緒方祐香/市橋万理/平田友子/西村葵/藤田マミ/鈴木清貴/金沢恵美/大…

BONANZAGRAM 2008『intermezzo...その間を埋めるもの』

平成20年度文化庁芸術祭参加公演 BONANZAGRAM 2008『intermezzo...その間を埋めるもの』 振付・演出:三浦太紀 出演:櫻井マリ/桃谷幸子/大塚知美/桝竹真也/徳江弥/篠崎太郎/三浦太紀/清水美由紀/糠実智子/松山育恵/井上大輔/竹下虎志/行友裕子(…

牧阿佐美バレヱ団『ライモンダ』最終日

牧阿佐美バレヱ団『ライモンダ』(全幕) 平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業) 振付:テリー・ウエストモーランド(M.プティパによる) 総監督・改訂振付・演出:三谷恭三 美術:ボブ・リングウッド 音楽:アレクサンドル・グラズノフ 指揮:デ…

ダンスカンパニーカレイドスコープ「PROJECT KALEIDO vol.2」Program[a]

ダンスカンパニーカレイドスコープ「PROJECT KALEIDO vol.2」Program[a] 平成20年度文化庁芸術祭参加公演 平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業) 演出・構成・振付:二見一幸 『Lambent』 出演:田保知里/加賀谷香/松田辰彦 『Frolic』…

牧阿佐美バレヱ団『ライモンダ』初日

牧阿佐美バレヱ団『ライモンダ』(全幕) 平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業) 振付:テリー・ウエストモーランド(M.プティパによる) 総監督・改訂振付・演出:三谷恭三 美術:ボブ・リングウッド 音楽:アレクサンドル・グラズノフ 指揮:デ…

谷桃子バレエ団・創作バレエ12「古典と創作」

谷桃子バレエ団・創作バレエ12「古典と創作」 平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業) 『眠れる森の美女』より第3幕再振付:鈴木和子 バレエミストレス:前田藤絵オーロラ姫:佐々木和葉 デジレ王子:今井智也青い鳥とフロリナ王女:伊藤さよ…

佐多達枝・河内昭和バレエスタジオ第50回発表会

エリアナ・パブロワ、東勇作、松山樹子らに師事した佐多達枝。戦後に服部・島田バレエ団に参加して活躍した河内昭和。1954年に河内や小森安雄らが服部・島田バレエ団を脱退、それに佐多らも加わって青年バレエグループが結成された。白いバレエ(バレエブラン…

維新派『呼吸機械』

大阪を拠点に野外劇を上演し続けている劇団維新派。今回は滋賀県長浜市の琵琶湖畔に設えられた水上舞台での公演だ。北陸本線・田村駅から少し歩くと仮設の劇場が見えてくる。すぐ側には維新派野外公演では恒例の屋台村。タイ風炊き込みご飯や熱々の豚汁など…

貞松・浜田バレエ団「創作リサイタル20」

貞松・浜田バレエ団の「創作リサイタル」が20回目を迎えた。当初は団員の創作を発表する場であったが、近年ではナハリン、ユーリ・ンらを海外から招き話題を集めている。また昨年は石井潤の名作『泥棒詩人ヴィヨン』を上演し大きな反響を呼んだ。今回は『羽…

大阪BABA「Pichet Klunchun Program」<one-Dance>

大阪は上方歌舞伎や上方落語の発祥の地であり、古くから独特の芸術文化を生み出してきた。グローバリズムに支配される現代において個の身体に着目、大阪から新たな表現を模索しようという試みがDANCE BOX主催dB Physical Arts Festival2008<大阪BABA>であ…

舞踊界の20年の変遷、そして未来

資料を整理していると、およそ20年前、1988年刊行の「DANCE NOW」という雑誌が出てきた。1、2月号では1987年を回顧する座談会が行われている。出席者はケイコ・キーン、久保正士、桜井勤、八巻献吉、山野博大(司会)という顔ぶれだ(敬称略)。 この年大きな話…

草刈民代が現役引退へ

マスコミでもおなじみのプリマバレリーナ草刈民代が来年4月に行われる、自身によるプロデュース公演「エスプリ〜ローラン・プティの世界〜」を最後に現役引退すると発表、そのニュースがスポーツ新聞やネットニュースを賑わせた。 小林紀子のもとでバレエを…

貞松・浜田バレエ団『コッペリア』

文化庁芸術祭での連続受賞、貞松融・浜田蓉子の橘秋子賞功労賞受賞のほか団員の相次ぐコンクール上位入賞と関西を拠点に全国的注目を浴びる貞松・浜田バレエ団。文化庁助成も受けてのアルカイック定期公演第4回目には『コッペリア』全幕が上演された。堤俊作…

2008年7月〜9月の印象に残る公演ベスト5

備忘録を兼ねてのシリーズ第3回目。国内公演限定。 ・Noism08『Nameless Hands〜人形の家〜』 7月2日シアタートラム ・2008佐多達枝バレエ公演『庭園 the summer garden』 7月4日シアター1010 ・松岡伶子バレエ団アトリエ公演「深川秀夫 バレエの世界」 7月2…

康本雅子についての記事

康本雅子はコンテンポラリー・ダンスのダンサー/振付家として活動するほかMr.Chirdrenや一青窈、ASA-CHANG&巡礼のPVを手がけるなど多岐にわたって活躍している。個人的には松尾スズキの舞台『キレイ』の初演で振付・出演をしたのを観て以来気になっている存…

アキコ・カンダ『風の追憶』

アキコ・カンダ モダンダンス公演『風の追憶』を観た。 モダンダンスといってもカンダの場合、いわゆる現代舞踊=ジャパニーズ・モダンダンスとは趣が異なる。渡米しマーサ・グレアムに師事、そのカンパニーで踊った経験を元にアメリカン・モダンダンスのエッ…

ルグリが大阪公演を途中降板

9月19日に行われた東京バレエ団の大阪公演『ジゼル』全幕(主催:フェスティバルホール、読売テレビ)に齋藤友佳理とともに主演したマニュエル・ルグリが第1幕の演技中に左ふくらはぎを痛めたため、第2幕を踊ることが不可能とルグリ本人が判断、第2幕への出演…

途中入場者の指定席への誘導について

ダンスや演劇の公演中に遅れてやってきた人の着席問題については前から気になっていたのだが、こちらのblogで取り上げられていたので便乗して書いてみる。山海塾の東京公演について主催者からの注意事項がHPやチラシ等に記載されていることに関して書かれた…

新国立劇場バレエ団2008/2009シーズンの契約/登録ダンサー

新国立劇場バレエ団2008/2009シーズンの契約/登録ダンサーが発表された。 http://www.nntt.jac.go.jp/nntb/artist_se.html 従来は契約、登録ともにソリスト、コリフェ、コール・ド・バレエに分かれていたが、ソリスト以上の階級が細分化された。シーズン契…

新藤弘子著「踊る男たち」

バレエ評論家・新藤弘子さんの新著「踊る男たち」が刊行された。踊る男たち―バレエのいまの魅惑のすべて作者: 新藤弘子出版社/メーカー: 新書館発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るウラジーミル・…

ある演劇ジャーナリストの死に思うこと

演劇ジャーナリストの土井美和子さんが胃がんのため8月15日に亡くなられた。享年56歳。早稲田大学のミュージカル研究会会長を務め、鴻上尚史率いる劇団・第三舞台の振付を1983年から85年にかけて手がけた。その後は演劇ジャーナリストとして活動、全国公立…

日本のバレエシーンの現在と未来

“この1冊でバレエがわかる!”が惹句である「バレエ・パーフェクト・ガイド」(ダンスマガジン編・新書館)が刊行された。同社から以前出ていた「バレエって何」のリニューアル版だろう。執筆者は海野敏、堤理華、長野由紀、桜井多佳子、新藤弘子、村山久美子、…

冨士山アネットproduced[EKKKYO−!]

演劇、ダンスの枠を越え内外で積極的に活動している冨士山アネット。主宰の長谷川寧はパフォーマーとして小池博史や矢内原美邦らの作品にも出演するほか、同年代のパフォーマーとともに群々(むれ)を結成するなど活動の場を広げている。今回は長谷川の企画・…

AMM、CI部、SOUKI

AMM『Rose of Jericho』 第8回シアターΧ国際舞台芸術祭に参加したAMM(主宰・北嶋宏子)は山口県・岩国市に拠点を置き活動するパフォーミングアーツ集団。横浜STスポットのラボや横浜ダンスコレクションにも選出されているが久々の関東公演となった。『Rose of…

志賀育恵が帰国

東京シティ・バレエ団のプリマ、志賀育恵さんが1年間の文化庁在外派遣研修(豪/オーストラリア・バレエ団)を終え帰国された。 私はもともと志賀さんの舞台を一観客として毎回楽しみに観ていた。その後、縁あって舞踊批評を書く機会に恵まれ、志賀さん主演舞…

牧阿佐美バレヱ団、イデビアン・クルー、東京バレエ団、小林紀子バレエ・シアター、高襟

日生劇場ファミリーフェスティバルに登場した牧阿佐美バレヱ団『ロメオとジュリエット』は寝室の場を省略する(※当初誤ってバルコニーの場と書いてしまいました訂正します)などのスペシャルカットバージョン。総監督・三谷恭三の解説付きでファミリー層に訴求…